2020年2月 9日 (日)

第171回「明徳義塾高校野球部の連帯責任」

名門、明徳義塾高校野球部の一部部員による喫煙行為、下級生に対する暴力行為が明るみに出て、全国高校野球選手権大会(夏の甲子園)開幕直前に、出場を辞退するということになりました。
こういった問題は、賛否両論あって、とても取り上げにくい問題なのですが、あえて取り上げることにしました。
出場辞退が報道されると、さずがにここ数年甲子園を湧かせ続けてきた学校だけに、大きな社会問題となり、「一生懸命努力してきた3年生に、連帯責任はかわいそう」という連帯責任反対派から、「部活動も教育なのだから連帯責任は当然」という連帯責任賛成派まで、テレビやラジオなど、さまざまなマスコミで取り上げられています。
私は、基本的に「連帯責任」という考え方は、間違っていると思います。「連帯責任」という考え方は、管理をするために存在するものであって、子どものため、生徒のために存在するものではないからです。小学校でよく行われている班別の行動は、連帯責任という名の下に、管理の道具として使われています。例えば、“班員の1人が忘れ物をしたために、全員が怒られた”、“班員の1人が掃除をさぼったために、全員がもう1度掃除をさせられた”…。おそらく、皆さんもそんな経験があるでしょうし、皆さんのお子さんも、今まさにそういう経験をしているのではないかと思います。
これは、とてもひどいことです。“自治を教える”ことを理由に、本来教員が一人一人の子どもたちにしなければならない指導の手を抜いているだけで、教育になっていません。教育の現場で行われている連帯責任というのは、責任を取らされる子どもたちに、まったく責任を取らされるいわれはないのです。
では、今回の明徳義塾高校野球部の問題はどうか。
この問題は、小学生の班の連帯責任とは少し違います。班の中で、忘れ物をしたり掃除をさぼったりした子は、その原因が班の中にはないのに比べ、明徳義塾野球部の問題は、その事件の原因が、野球部自身の中に存在すると考えられるからです。
私が以前講師をしていた専門学校の生徒の中に、甲子園の常連校から来た生徒が何人かいました。その生徒たちが口を揃えて言うのは、「普通の生徒が万引きをすれば、即停学か退学になるのに、野球部の生徒がやるともみ消されるんだよ」ということ。これは、別にこの生徒たちが通っていた高校だけの問題ではありません。明徳義塾高校も全く同じことをしようとしたわけだけれども、結果的にうまくいかなかった。そういった意味では、出場辞退というのは、連帯責任という言葉をもって片づけられようとしているけれど、問題を起こした生徒に起因する連帯責任としての対処ではない。
もう一つ見落としてはいけないのは、本当に問題を起こした生徒個人の問題なのかということ。1年生部員8人と2年生部員3人の計11人が喫煙していたと報道されていますが、一般的に言って上下関係が厳しい野球部やサッカー部のような部の部員で、3年生が喫煙していないのに、寮内で1、2年生が喫煙できるわけがない。暴力行為にしてもしかりです。これは私の想像の域を出ませんけれど、おそらくこの問題を放置すると、さらに別な問題が表面化した可能性があるのではないかと思います。そういうところに目を向けないで、連帯責任論だけで、この問題を片付けることはできません。
ある高校で、サッカー部員が万引きをしたことが発覚しました。以前は全国高校サッカー選手権にもたびたび出場していた高校ですが、この年は県予選で敗退してしまっていたので、出場辞退などと大げさなことにはなりませんでしたが、万引きで校内処分を受けたサッカー部員は部員全体の3分の1を超える30数名に上りました。こういうことはよくあることです。こういう問題は、万引きをやった生徒個人の問題ではなく、サッカー部全体の体質の問題だからです。
明徳義塾高校にも、そういった体質の問題はなかったのか。
今回の辞退という状況に一番納得しているのは、明徳義塾高校の野球部員かもしれません。私は、今回の辞退は当然のことと考えますが、今こそ問い直されなくてはならないのは、事件を起こした生徒たちではなく、大志を持った子どもたちの夢をかなえるべき指導者の質だと思います。教育の名の下に行われている部活動の指導者に一番求められているのは、単に勝負に勝つことではなく、人として成長していく子どもたちに何を伝えるのかということです。果たして明徳義塾の馬淵監督にそういったものがあったのかどうか…
出場を辞退した生徒たちの未来が、辞退したことで失われないことを願っています。
※カテゴリー「子育てはお好き? ー専業主夫の子育て談義ー」は、2002年より2012年までの10年間、タウン情報サイト「マイタウンさいたま」(さいたま商工会議所運営)に掲載されたものですが、「もう読めないんですか?」という読者のご要望にお応えして、転載したものです。

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2020年1月 5日 (日)

第157回「19歳コンビ大活躍!」

「来週からスクールに通うことにしたから」
と翔(かける)に告げると、
「ほんとにやんの?」
と信じられない様子。
「やるよ」
「ほんとに?」
「やるって言ってるだろ!」

翔がゴルフを始めたのは小学校4年生の時。家から車で15分程のところにあるゴルフ練習場へ週に1、2度送ってやっていました。娘の麻耶(まや)が一時やっていた時期はあったのですが、私も妻も全くゴルフをやりません。「まあ、たまには一緒に付き合ってやるか」とゴルフショップで安物のアイアンのセットと中古のドライバーを買って、ちょっと練習場の打席に立つくらいなもの。翔がゴルフを始めて8年も経つのに、打席に立って今までに打った球の数なんて、よく思い出せば数えられるかも…。ラウンドといえば、翔が小学生だったころ、青木功ジュニアクラブ(プロゴルファーの青木功が主宰する誰でも入会できるジュニアクラブ。年に数回全国各地で合宿があり、青木功本人のワンポイントレッスンが受けられる。ただし、合宿は参加多数の場合、参加経験のない人が優先)の会員特典(子どもと一緒ならばハーフラウンドが1000円)で、翔と一緒にハーフラウンド(9ホール)を2回、それとは別に伊豆で行われたジュニア合宿について行って、待ち時間(寝泊まりも子どもとは別なので、2日間ずっと待ち時間)に1ラウンドしたことがあるだけ。そんなわけだから、翔にしても今さら父親がゴルフスクールに入るということが信じられなかったのでしょう。
翔は現在、高校3年生でゴルフ部に入っています。親がゴルフをやらないなんていうのはウチくらいなもの。中にはレッスンプロもいれば、トーナメントプロもいる。詳しくは知らないけれど、ゴルフ場を持ってるなんていう人もいるらしい。なんかもう私には想像を絶する世界。
高校ももう最後の年になって、翔もあと数回の公式戦を残すのみ。なんとか関東大会までは出場したことがあるものの、あと1歩というところで全国大会の出場経験はなし。いつも最後のところで甘さが出ちゃって崩れちゃう。やっぱりこれがゴルフを知らない家庭の限界かなあ? もし翔が本気でプロを目指そうとするのなら、このままではちょっと…。そこで、私が立ち上がったわけです。(ちょっと手遅れかも…)
女子ゴルフ界は19歳コンビが大活躍。今やゴルフを知らない人も知っている宮里藍。そろそろじゃないかと言われて、その通り先週優勝を果たした横峯さくら。それに1歳年下のアマチュア、諸見里しのぶも加わって、今年はますます女子ゴルフの人気が沸騰しそう。
先週のトーナメントで優勝した横峯さくらは、お父さんがキャディーを務めることで有名でした。ワイドショーでも何度も取り上げられ、親子関係の手本としてコメンテーターたちも褒め称えています。宮里藍もお父さんが師。競技は違うけれど、卓球の福原愛やレスリングの浜口京子も親子関係が度々報道されました。どの親子を見ても、親と子の関係がとても近くて、親が子どもにすべてを掛けたことで成功した例。
横峯さくらが優勝したあと、お父さんもマスコミに引っ張りだこ。あるラジオ番組で、翌日ゲストで横峯さくらのお父さんが出演することを予告していました。司会をしている荒川強啓が「最近、親子関係が希薄な中で、横峯家の親子関係を見習ってほしい」旨のコメントを述べていましたけれど、ちょっと気になりました。
スポーツの世界で親子が力を合わせて、優秀な成績を収めることはよくあります。けれどもそれは、父親や母親が親という立場を超えた非常に優れた指導者(コーチ)であったからであって、普通の家庭の親子関係と同じ次元で語られるべきではない。横峯さくらのお父さんはプロのゴルファーではないけれど、コースの攻め方やパットのラインの読み方などとても優れていて、横峯さくらを知り尽くした誰よりも優秀なキャディーとして、優勝に貢献したわけです。
うちの研究所に相談に訪れる人の大半は、親子関係が近すぎる相談です。子育ての放棄や虐待など、子どもとの距離がとても遠くなっている親子が増えていることも事実ですが、まったく逆に親子関係が近すぎる親子も増えているということもまた事実です。
子どもとの距離を縮めたいなら、親自身が優秀な指導者になること。ただ、ベタベタと友達感覚だけで甘やかしている親子はほとんどの場合子どもの自立がうまくいきません。
さて、我が家の場合、親が優秀な指導者になりうるんでしょうか? どうも、その辺が怪しいので、翔がプロゴルファーとして成功するのは並大抵のことじゃないかもね。

 

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2019年11月 4日 (月)

第122回「ド・レ・ミ・ファ・トー」

「もう一回やるよ! ド・レ・ミ・ファ・ソー はい!」
「ド・レ・ミ・ファ・トー」
「何やってるの! ゆびー! それじゃあ、ダメでしょ! もう一回!」
「ド・レ・ミ・ファ・トー」
「あーあーあー、そんなんじゃダメ! やる気あんの!? “ド・レ・ミ・ファ・ソー”でしょ! もう一回!」
努(つとむ)の涙が鍵盤の上に落ちました。
「ド・レ・ミ・ファ・トー」
 もともとあまり器用でない努が泣きながらピアノを弾いているのですから、怒られれば怒られるほど、うまく弾けるわけもなく、怒鳴り声だけがむなしく響き、時間が過ぎていきます。毎日行われる1時間のピアノの練習は、5歳の努にとってあまり楽しいものではありません。努はピアノの前に座った途端、身体は硬直し、顔がゆがみます。
努の習っていたピアノの先生は、地域の音楽家の間でも厳しいという評判で、東京芸術大学や桐朋音楽大学のピアノ科といった特別な大学を除けば、音楽大学の受験について、
「××先生についているならピアノは心配いらないですね」
と言われるほどでした。

 努は3歳からピアノを習っていました。親の立場からすると、何歳から習い事をはじめさせるかということは大問題で、職業選択という将来の選択の幅まで考えると、ピアノやバイオリン、バレエのようなものは、かなり早いうちから始めないと間に合わない。けれども3歳、4歳といった時期に、子ども自身にやりたいものがあるわけもなく、結局親の趣味や好みで子どもの習い事を選択することになる。
 私は高校に入ってから合唱を始めて、音楽の道に進もうかなあという気持ちを持ちました。けれども、まったくピアノを習ったことがない。まあ、時代もあったとは思うけれど、男の子がピアノを習うなんて感覚は、私が育った家には全くなかった。ちょうど浦和のサッカーが一番強いころだったこともあって、男の子が何かをやるといえば、決まってサッカー少年団。親から「習ってみれば」と言われたのは、習字にそろばん。そういうものは人生選択に大きな影響を与えるものではなく、ピアノやバレエを習うっていうこととはちょっと意味が違う。
 高校時代は、「なんでピアノくらい習わせておいてくれなかったんだろう」って思ったけれど、もし努のように3歳からピアノを習わせようとしていたとしても、“わが家の環境”“私の性格”からいったら無理だっただろうなあと思います。
 努のピアノの先生(妻や私、わが家の子どもたち全員が習っていたのだけれど)は、
「大関さんねえ、子どもを音楽家にしようとするなら、三代かかるわよ」
と言っていました。音楽家というにはほど遠いけれど、一応、妻も高校で音楽の教員をしていたので、妻から数えても最短で孫の世代。いやいや、大変なことですよね。

 今まさにアテネオリンピックで活躍している人たちの中には、親によって作られた人たちがたくさんいます。例えば、体操の塚原選手、卓球の福原選手、ハンマー投げの室伏選手、レスリングの浜口選手や重量挙げの三宅選手等々。おそらく彼らや彼女らは、生まれた瞬間から人生のレールが敷かれていたわけで、成るべくして成っているわけだけれど、うっかりそれをまねしようとしたなら、失敗しちゃうこともある。実はお父さんがサッカー選手になりたかったのに「子どもがやりたがってる」っていうことにして、中学からサッカー部に入れたけれど、性格が優し過ぎてサッカーが合わなくて、不登校になっちゃった、なんていうことがよくあるから、やっぱり子どもの人生は子ども自身が決めないとね。
 子どもがやりたいこと、あるいはやりたくなるだろうことをしっかりと見極めて、小さいころからフォローしておくのは難しいよね。やっぱり親の責任って重いね。自分が運動神経悪いのに、間違っても”オリンピック選手にしよう”なんて思わないでね。


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2019年10月15日 (火)

第110回「安全特区」

5月22日、昨年の夏の甲子園で優勝した常総学院野球部の寮に泥棒が入って、現金6万円と腕時計など17万円相当がなくなったらしい。約60人の部員が生活している11部屋のうち8部屋が荒らされ、28人の現金や腕時計、ダウンジャケットなどが盗まれたという。この日は練習試合で部員全員が朝から夕方まで出かけていて、無人だったのだそうだ。寮の入り口と荒らされた部屋は鍵がかかっていなかった。

 いやいや、ひどいことをする奴がいるよね。一生懸命野球に打ち込んでいる高校生の部屋から金品を盗むなんて。だけどこの泥棒、野球部の事情をけっこう知ってる奴だね。こんなにたくさんの部屋を荒らすにはそれなりの時間がかかったんだろうけど、その間誰も寮に帰ってこないってわかってたわけでしょ? たぶん練習試合だっていうことも知ってたんだろうし、練習試合のときは寮が空になって、途中で誰も帰ってこないっていうことも知ってたんだろうね。さらに施錠がされてないっていうことも…。
たははっ、私が明智小五郎やってもしょうがないね。

 すごくおかしなことなんだけど、こういう事件が起こったときまず最初に非難されるのは、盗んだ奴じゃなくて、盗まれた子どもたちなんだよね。この野球部の部員たちはどうだったんだろう? 親に報告した途端に「おまえ、何で鍵をかけとかなかったんだ! 鍵をかけとかなかったおまえが悪い!」ってね。まさに自己責任論だよね。
だけど、よく考えてみるとどこかおかしい。確かに鍵をかけなかったのはまずかったけど、自分が反省すればいいこと。そのことで怒られることはないよね。
「そういうこともあるから、気をつけないとね」
くらいじゃダメなの?
悪いのは、盗まれた方じゃなくて、盗んだ方なんだから。

 私の実家は40年くらい前まで、和室を囲むように南側と西側に縁側がある和風の建物でした。もちろん縁側には雨戸が付いているけれど、雨戸を開けてしまうと障子だけ。障子に鍵なんてないから、昼間は外から誰だって入れちゃう。それでも泥棒に入られたことなかったからねえ、ずいぶんいい世の中だったんだね。

 真(まこと)が高校のとき、学校のロッカーから金品が盗まれる事件が何件も起きました。でも、その程度のことでは保護者になんの連絡もなくて、子どもたちは、
「施錠していなければ盗まれるのは当たり前だろっ! 盗まれないように自分の責任で管理しろっ!」
って学校から注意されたっていうから、すっかり論理が逆転しちゃってる。
まあ、世の中こんなご時世だから、わからなくはないけれど、せめて学校くらい「安全特区」であってほしい。

 県北のある中学校の総合学習の時間に、池をきれいにしようとして、コンクリートに穴を開けようとしていた子どもたちが、体育の教員に怒られ、校長室に連れて行かれると、校長から「器物損壊だ」と言われ、いきなり殴られた。
一月ほど前に池にヘドロが溜まってとても汚いので、池の一部を壊してきれいな池に生まれ変わらせるという計画書を担任を通して学校に提出してあったという。その計画書には担任をはじめ、管理職の検印があった。

 池をきれいにしようとして、学校の許可をもらって行動しようとした子どもたちが、いきなり校長に殴られたということで、ご両親(お父さんは元中学校の教師)が抗議に行くと、なんと校長は、
「これは器物損壊ですよ、警察を呼んでもいいんですよ。こんな計画書に目を通してないことくらい、お父さんも教員だったんだからわかってるでしょ」
と言ったそうな…
嘘のような本当の話。
残念なことだけど、子どもたちにとって学校っていうところは「危険特区」なのかもね。

 


**5月31日(月)掲載**

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2019年6月10日 (月)

第101回 「OB会」

5年ぶり(?)に原山中学校(さいたま市立)バレーボール部のOB・OG会がありました。集まったのは15期の卒業生から27期の卒業生まで。何人くらいいたのかなあ? 残念ながら一人の参加もない期もあったけれど、一番人数の多かった期で18人いたから、たぶん100人(?)くらいはいたのかなあ? 24期の私なんかは下の方。25期と26期が0人、27期が2人だったから、要するに後輩は2人しかいなかったわけ。私が中学を卒業してから31年経ってるから、一番上の先輩は卒業から40年経ってる55歳。普通の同窓会なら珍しくないけれど、中学校の部活動のOB・OG会がここまで続いていて、しかもこれだけ集まるっていうのはあんまりないんじゃない? いやいや、私も今回の会の参加者の多さには、ビックリしました。

会の中では全員が一言ずつ挨拶をしたのだけれど、先輩の一人が、「今までずっと前だけ見て生きてきたのでこの会に参加しなかったんですけど、そろそろ前がなくなってきたので今度は後ろを見ようかなと思い、今日は参加しました」って言ったのが、妙にわかったりして、心の中で笑っちゃいました。

この会は当時顧問だった設楽一元先生にお世話になった生徒の集まりで、設楽先生が原山中学校に勤務しておられたときには、毎年行われていました。設楽先生が原山中学校から移動になり、さらに52歳でお亡くなりになってからは間遠になり、今回は5年ぶりで、設楽先生の奥様をお呼びしての会でした。

設楽先生にご指導をいただいていた原山中バレー部は、どの期を取っても大変強いチームでした。県大会で優勝するのも珍しくなく、年間3回ある大きな県の大会で3連覇した期もいくつかあります。私たちは、県大会に3回とも出場させてもらいましたが、残念ながら最後の大会で3位になったのが最高で、優勝はできませんでした。

私がいたころの原山中学校は運動部がとても盛んで、現ガンバ大阪の西野監督が2年上にいて、同級生でときどきTVの解説に登場する加藤好男君がいたサッカー部をはじめ、卓球部、女子バスケット部、男子テニス部、剣道部などが県大会の常連だったと記憶しています。

現在、私の会社の代理人をお願いしているのが、バレー部の1年先輩の大倉弁護士で、今回のOB会の幹事。私と妻が仕事のことで伺っても最後に必ず、
「直ちゃん(わたしのこと)、OB会出てよね」
その言葉をもう何回聞いたことか…。妻も、
「大倉先生はウチの会社の仕事よりOB会の方が大事みたいね」
と笑っちゃってます。

翔(かける)が高校でゴルフ部に入部してからまもなく1年。そろそろ、ゴルフのスコアが伸びてもいい時期なのにいっこうにその気配も無し。中学校ではサッカー部のベンチ組で、試合に出たのは中学校生活最後の試合のほんの5分だけ。
「やっぱり、勝ち方を知らないっていうか、最後の踏ん張りがきかないっていうか、いつになったら芽が出るんだろうね。やっぱり子どもが育っていく過程の中で、一度は何かに立ち向かっていく厳しさみたいなものを経験させたいよね。それが運動の世界じゃなくてもいいけど、何かに打ち込んで目標を達成する。しかもそれが一人じゃなくて共同作業なんだからね。そういう体験てなかなかできないもんね。そんな昔のバレー部のOB会にそれだけたくさんの人が集まるっていうのは、やっぱり何かそういうものを共有してたっていう親近感なんだろうね」
と妻は言います。まったくその通りだと思うけれど、勝ちにこだわった部活動の危うさもたくさん見てきているので、
「まあ、翔は翔でいいんじゃないの。でもこのままだと、どうにも芽が出ないで終わっちゃうかもね。一発気合いでも入れ直すか!」

強い部活動がいいのか、それとも和気あいあいと楽しい部活動がいいのか、一長一短あるけれど、どこかで何かに真剣に取り組むっていう姿勢だけは、つけさせてやりたいよね。「優勝賞金もらったら、みんなにわけてやるからね」と言っている翔の優勝はいつのことやら…。まあ、ゆっくり待ってることにしよう!


**3月15日(月)掲載**


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2019年4月26日 (金)

第99回 「ボランティアの質 その2」

ある日の校長室。
「ところで校長先生、部活のことなんですけどね。この前、林田先生に、“宇田川さんの子どもたちに対する声のかけ方があんまりひどいので、学校の管理下としての部活動でやってるわけだから、コーチか監督みたいな振る舞いをさせるのはまずいんじゃないですか”って話したんですよ。そうしたら、“私が頼んだわけじゃないから自分たちで解決してください”って言われちゃって。だけど、ウチの子に聞いてみたら、日曜日なんかは宇田川さんのお子さんが部員を招集して宇田川さんがサッカー部の子どもたちを指導してるって言うし、お母さんたちの話では学校からの要請で宇田川さんが正式に外部コーチになるっていう話を聞いたんですけどね…。それって本当なんですか?」
「ああ、その件ね。確かに打診はしてますよ。林田先生が進路の担当で夏休み明けくらいからは忙しくなるから、あんまり部活の面倒を見られなくなるんですよ。ウチみたいな小規模校だとどうしても教員一人でいくつもの役割を果たさなくちゃならないもんだから、部活の部分を外部の方にお願いしようっていうことで…」

「事情はよくわかっていますから、それはそれでいいんですけれど…。ただね、どういう方をどういう形でお願いするのかっていうことに対して、きちっとしたものが必要だと思うんです。現段階では、部活動は課外活動として全員加入で、内申書の評価の対象にもなってるわけだから、そういう意味では指導する側も学校の管理下におかれていないといけないと思うんですよ。地域の方の力を活用するっていうのもわからなくはないんだけれど、ボランティアっていうのはある意味、危険でしょ。今回の件みたいに個人が中学校の部活動の生徒を勝手に集めちゃったりして、“無責任”っていうことにもなりかねない。学校外のクラブチームみたいなものならともかく、全員が加入しなくてはならない中学校の部活動で、しかも小規模校が故に部活の種類が少なくて、ほとんど選ぶことができないような状況下では、指導する側の公人としての立場も強く意識してもらわないとね。積極的にやりたい子ばかりではないわけだから。いくらボランティアとはいえ、罵声を浴びせたり、学校のグランドのU字溝にタバコの吸い殻を捨てるような人ではねえ…」
「うーん、8月からと思ってるんですけどねえ…。もちろん、外部からお願いしたコーチといっても、学校の管理下だっていうことはその通りですよ。最終的には私が責任を負います。本当はこの学校の卒業生みたいな子の中に引き受けてくれる子がいるといいんですけどねえ」

「問題は、誰がどういう質の人間を外部からお願いして、どこが責任を負うのかっていうことだと思いますよ。今の宇田川さんの状況はとてもよくない。まだ誰も正式にはお願いしていないのに、実質的には学校からお願いされたような立場で行動してるし、しかもそういう行動をしているにもかかわらず、どこもその行動に対して責任を負っていない。ここ何回かの練習試合を見ててもらえばわかったと思うけれど、もうまるで宇田川さんのチームのような振る舞いでしたよ」
「んー、それはまずいなあ。まだ正式にお願いしたわけじゃないですから。ちょっと私の方でも考えてみますよ」
「そうしてください。宇田川さんも、中にお子さんがいるわけだから保護者としての立場もあって、父母の中でトラブルにでもなったら、学校も宇田川さんもやりにくいですから。どなたかにお願いするとしたら、お子さんが内部にいない方の方がいいんじゃないですか」
「そうですね」
「宇田川さん個人の問題じゃなくて、学校がお願いしているボランティア全体の問題と捉えてもらいたいんですよね。部活動に限らず体験学習でお願いしているボランティアにしても、ボランティアなんだからこれでいいっていうことじゃなくて、技量の面でも人格の面でも子どもたちに与えるものとしてふさわしいか、きちっと学校の中で吟味していただかないと…」

結局、校長先生から宇田川さんをコーチにお願いすることはありませんでした。
前々回取り上げた、いじめっ子を投げ飛ばしちゃった警察官の問題も然りですが、指導者たるもの、たとえボランティアとはいえ、自分の感情をむき出しにするようでは指導者として失格ですよね。これからも、教育に関わるボランティアの人たちが増えていくことと思うけれど、“ボランティアだから…”というのはそろそろ終わりにしないとね。


**2003年3月2日(月)掲載**

 
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第98回「ボランティアの質」

「笠原ー! なにやってんだあ!」
「ばっかか、おめえ! ほらほらっ、こっちに走れって言ってんのっ!」
「やめちまえ! おまえ才能ないよ!」
「ほらほらほらほらあっ! ここあいてんだろっ! おまえが入るんだよ、ほらっ! スッとくる、スッとおっ! のろまっ! もう、相手が詰めてきちゃっただろっ! ぐずっ! おせえって言ってんだよっ!」

グランドに罵声が飛びます。
サッカー部の練習試合、顧問の林田先生がベンチに座っているにもかかわらず、その頭上を指示の声が飛びます。

「あれ、誰?」
「宇田川さんだよ。少年団の監督やってる人」
「ああ、なるほど」
「お子さんが、今試合に出てるよ。ほら、あの子」
「一応、保護者っていうわけね」
「だけどあれじゃあ、まるでコーチか監督じゃん!」
「まあね。なんか今度外部コーチになるっていう話もあるみたいよ。林田先生がけっこう忙しいでしょ。だから校長が普段の練習も含めて宇田川さんにお願いしようとしてるみたいよ。でも、お子さんいるからねえ…。それにあの怒声でしょ。ちょっとねえ…」

しばらくすると林田先生から、
「よーしっ! 笠原、そうだ! 行け行けっ!」
と声がかかります。
笠原君は保護者の席にいる宇田川さんの方に目をやり、そしてベンチの林田先生の方に目をやると走り出しました。
一瞬躊躇した分、スタートが遅れボールを敵に奪われます。
「なにやってんだっ!」と林田先生の怒鳴り声。続いて、宇田川さんから、
「おまえは”ぐず”なんだよ!」
笠原君は林田先生と宇田川さんの顔を交互にのぞき込みました。

試合が終わると子どもたちは林田先生のところに集まり話を聞いています。そしてその話が終わると誰がどうというわけでもなく、なんとなくずるずると子どもたちは宇田川さんのところに集まり、話を聞き始めます。
「ありがとうございました!」
子どもたちがお礼を言い散っていくと宇田川さんはタバコを吸い始め、そしてU字溝のふたの隙間からタバコの吸い殻落とすと、学校のグランドから出て行きました。

数日後、偶然林田先生と職員室前の廊下で顔を合わせました。
「宇田川さん、まずくないですかねえ? 子どもたちも迷っちゃってるし…」
「…」
「先生から話をしてもらって、ああいうやり方やめてもらうわけにはいかないんですか? 他のお母さんたちも自分の子どもがすごい勢いで怒鳴られるので、あんまり気分よくないみたいだし…」
「私が頼んだわけじゃないですから。勝手にやってるんだから保護者の中で解決して下さいよ」
「そういう言い方なさるんですか? 実際にああやって先生の頭を飛び越えて指導してるわけだから、先生だってやりにくいじゃないですか。われわれ保護者の立場からすれば、自分と同じ立場の人間が自分の子どもを怒鳴るわけだから納得いかない部分もあるし。私は宇田川さんが指導者をしている少年団に子どもを入団させたんじゃなくて、ここの中学校のサッカー部に入部させたんですよ。学校の指導下で起こってることに対してはこうして先生には意見を言える。けれども宇田川さんは何の責任も義務もないわけだから、意見が言えないじゃないですか」
「だから私が頼んだわけじゃないので、お父さん同士で解決してくださいって言ってるんですよ」
「先生はあれでいいと思ってるんですか? 学校の指導下なんですよ。しかも宇田川さんは父親として子どもたちを励ましてるんじゃない。まるでコーチとして指導してるじゃないですか。私は宇田川さんに子どもを預けた覚えはない!」
「私にはどうにもできませんね。保護者の間で解決してください。あんまりゴチャゴチャするんだったら私、顧問降りますから」
林田先生は職員室に入っていきました。

つづく

**2003年2月23日(月)掲載**

 

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2019年2月10日 (日)

第63回 「スポーツと教育」

昨年のワールドカップ日韓共同開催やJリーグの隆盛によって注目を集めているサッカー。たしか3月4日からだと思いますが、朝日新聞の火曜日の朝刊に『井原正巳の世界』というコラムが連載されています。4月22日のコラムの中で「DFにとって反則は必要なプレーだ。反則の多いチームの方が勝つ確率が高いとも言われる。1点を取られる場面、警告を覚悟して反則で止めるプロフェッショナルファウル。よくその良しあしが議論になるが、それも選択肢だと思う。」と井原氏が述べたところ、多くの反響がありました。反則をしないDFを望む人、反則が必要なときもあると容認する人…、その後5月13日の連載まで反則の是非についての議論が続きます。

ちょうど例の「おやじ子育て大学」と時を同じくしていたので、私は「子育てにおける男の感覚」という意味で、興味深くその議論を見ていました。
私はどちらかと言えば「反則容認派」です。というか「当然」と考えています。私が育ったころの浦和はまさにサッカーの町でした。今ほどサッカー熱が高かったとは思いませんが、とにかく全国で浦和という町は抜きん出ていました。中学の2年先輩に現在ガンバ大阪の監督をしている西野朗さんがいました。よくNHKの解説をしている加藤好男君は中学のクラスメイト、田島幸三君は高校のクラスメイトです。そういった中で育ってきていますから、スポーツという世界が勝たねばならない世界であることをよく知っています。特にプロならなおさらのこと。反則をしないで負けるより、反則をしても勝った方がいいに決まっている。

私も中学に入学しての数ヶ月間、サッカー部に所属していました。そこで先輩からだったか、先生からだったか指導されたのは、「試合が始まったらまず敵のストライカーを蹴飛ばしてこい」ということでした。「まず怯ませる」、これは戦術としてはなかなかいい戦術です。それが勝負です。誰も「参加することに意義がある」なんて思ってやっている人はいませんから、当然です。

スポーツの世界で「フェアプレー」っていうのが高く評価されることがありますが、よく考えてみるとちょっと変ですよね。「フェア」でないことが前提にあるから「フェアプレー」が評価されてる。私はスポーツはそういうものだと思います。特にプロスポーツの世界は…。それが嫌なら、スポーツをやめればいい。

ここで問題になるのは、教育とスポーツの関係だと思います。前述したようにスポーツの指導者が勝つことを教えるのは当然だと思いますが、教師の役割はちょっと違います。よく、スポーツをやることで礼儀が身につくとかモラルが身につくというような言い方をする人がいますが、これは明らかに嘘です(百歩譲って私の知る限りではとしましょうか)。
ここで言う「礼儀」とか「モラル」は、あくまでも指導者への服従という意味しか持っていません。簡単なことでいえば、私が高校の時、放課後掃除をするよう決められていましたが、サッカー部で掃除をしている人は皆無でしたし、ある学校の野球部では万引きをした生徒が処分をされませんでした(明らかに犯罪ですが表に出たら野球部が出場できなくなるからです)。

スポーツの世界の論理を単純に学校教育に持ち込めば、学校のモラルは崩壊します。5月13日の記事の中でセルジオ越後氏は、
「ルールを、ただ守るためにあるとみるか、自分が得するためにあるとみるか。例えばぼくは赤信号を「道路を渡っちゃいけない」でなく、「車にひかれちゃいけない」と考えている。交通違反にいろいろあるように、スポーツの反則にもランクがある。ルールの幅をどう考えるかです。絶対許されないのは、選手生命を絶つようなけがを負わせるものだ」
と言っています。大変わかりやすい話ですが、学校では赤信号を無視してもいいとは教えられませんよね。

子育てや教育には自分だけが得をするといった考えがあってはいけない。また、そんなことはあり得ないんです。「ルールの隙をついて自分が得をする」と考えるのではなくて、「ルールがなくても皆が幸福な生活を送れる」と考える方がより健全な子育てや教育なんだと思います。

スポーツの世界って男的。それもいいけど、あんまり子育てや教育の中にははびこってほしくないですね。


**6月2日(月)掲載**
※カテゴリー「子育てはお好き? ー専業主夫の子育て談義ー」は、2002年より2012年までの10年間、タウン情報サイト「マイタウンさいたま」(さいたま商工会議所運営)に掲載されたものですが、「もう読めないんですか?」という読者のご要望にお応えして、転載したものです。

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2015年6月 6日 (土)

巨人の吉川選手の超ファインプレイについて

最近、ホームページとメールアドレスをそれぞれ8つずつ管理しているので、どうしても個人のブログの更新がおろそかになっちゃいます(^^ゞ
でも今日は、たまたま見ていたウェブサイトで、巨人の吉川選手の話を見たので、久しぶりに更新する気になりました。

野球のテレビ放送もめっきり減ったので、どんな選手が活躍しているのか、ニュースのスポーツコーナーで見るくらいなので、吉川選手の存在はあまり知りませんでした。
6月4日のスポーツコーナーで取り上げられていたのは、オリックスとの交流戦9回表1死満塁で、三塁線を襲ったT―岡田選手の痛烈な打球をダイビングキャッチするとすぐさま三塁を踏み、一塁へ送球。
併殺で試合終了の場面。
9回裏の攻撃は残っていたにしても、この打球が抜けていれば、1対0で巨人リードが少なくとも1対2にはなっていたことでしょう。

ニュースの画面を見ていただけでも、「おーっ!」と思わず声を出してしまいました。
それくらいのプレイでした。

さっき、ネットを見ていたら「G・原監督の備え!阿部→片岡死球で内野手・吉川を緊急捕手準備」の記事に目がとまりました。
吉川選手という名になんとなく記憶があったからです。
改めて検索してみると、先日のファインプレイの記事が出てきました。

なるほど!
こんなところにファインプレイの伏線があったんだ!

カウンセリングのような仕事をしていると、いつも心の問題は気になります。
スポーツの世界では、技術が大事。とはいえ、それに心(メンタル)が伴って初めて結果がついてくるものです。
吉川選手、中日で戦力外通告を受けたとのことですが、このメンタルの強さは、きっと結果につながります。

吉川選手の活躍を期待しましょう!

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2011年5月26日 (木)

大関翔 国体出場なるか?!

昨夜、翔ははけっこう早い時間に帰ってきました。

最近多少は真面目にゴルフに打ち込んでいるらしく、

顔はかなり日焼けしています。

夕飯を食べている(といっても午後10時過ぎだったでしょうか)と、

リビングに顔を出し、

また「お金!」ということを想像して身構えると、

「またトップタイだった!」

「?」

何のことやら、まったくわかっていない私と妻。

「何の大会だよ?」

「国体の選考会」

へーっ、今日は国体の選考会だったんだあ?!

まったく興味がない私と妻。

「それで国体に出ることになったのか?」

「2日だよ。今日は1日目」

へーっ、国体の選考会って2日間やるんだあ?!

まったく無頓着な私と妻。

たぶんそのうち「お金!」ってなるぞ!

「それでどうなると国体出られるんだよ?」

「4人だったかな?」

翔の答えも何となくあやふや。

「2人レギュラー、2人補欠?」

「1人補欠かな? 4人でやって3人のスコアかな?」

まったくわかっていない翔。

でも、どうやら4位までに入れば出られるらしい。

「それでさぁ…」

ほら来た!

「今日4万もらえるかなあ?」

これは数日前に言われていたような気がするんですが、

私が銀行からおろしてくるのを忘れたので、

妻の財布から。

「それでさぁ、来週も4日間泊まりで出かけるから、また同じくらいか、もう少しかかるんだけど…」

「…」

「それとその次の週と、その次の週もそれくらい…」

「はっ?」

どうやら、少しは強くなったらしく、大会に行く距離が長くなったようで、

とにかくお金がかかるかかる…。

もう蓄えも底をついたし…。

早く遼君のようになってくれない(永遠にならない可能性が限りなく100%に近いけれど)と我が家の家計がもたない…

今朝、起きるともう翔の姿はありませんでした。

今日が国体選考会の2日目。

そのうち、結果報告のメールが来るんじゃないかな…。

早く来れば、出場決定。

なかなか来なければ、また大崩で出場無し。

昨日「またトップタイ」といっていたところを考えると、

どうやら本人も「また勝てなかった」と報告をする予定のようでしたが!

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