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2021年11月22日 (月)

【子育てはお好き? -専業主夫の子育て談義-】【子育てはお好き? -専業主夫の子育て談義-】第193回「“ドスペ!”出演決定!」

テレビ朝日の土曜夜7時、「ドスペ!」に出まぁーす!
1月28日(土)夜7時からの「ドスペ!」(土曜スペシャルの略?)に出ることになりました。今回は「ザ・法案 ファイト!」とかいうタイトルで、今の政府の政策に欠けている、不満があるということを法案という形でプレゼンして、各党代表の国会議員とタレントとディスカッションするというもの。何人かの提案者がいるようですけど、その中の一人(一組)ということで私と妻と二人で、教育相談を受けているカウンセラーという立場と20数年間主夫という形で子育てに関わってきた立場から「ニート対策」についてプレゼンすることになりました。

テレビというメディアの中で議論慣れした国会議員の先生方とディスカッションするのは初めてなので、果たしてうまく論理立てして、国会議員の先生方を納得させることができますか・・・。テレビの討論番組を見ていると、なんだか訳もわからず反対のための反対をしたり、ただただ目立ちたいばっかりに、やたらと人を攻撃する人たちがけっこういるので、ちょっとドキドキしちゃうなあ。初めての体験なので、楽しそうといえば楽しそうではあるのですが…。

先日、予行演習みたいな形で、実際にテレ朝に行って、丸山弁護士相手にプレゼンをしてきましたけれど、それなりには話せました。が、満足と言うにはほど遠かったので、19日の本番収録までには、もう少しきっちりと話せるようにしなくっちゃね。

さてそのニートですが、政府はやっと本腰を入れて対策を立てようということになってきたようです。少子化に歯止めがかからず、高齢化社会がどんどん進行していく現状では、ニート問題も早急に解決しなければならない問題の一つです(もちろん、ニート問題が即少子化とつながっているという部分もあるのですが)。ニートの数は、15歳から34歳までの学校にも行かず、働きもせず、職業訓練にも参加しない若者という括りで、85万人とも言われています。そして増税論議が行われている現在、本来働いているべき若者がニートになっていることによる税収減が、なんと6,200億円。さらに、政府のニート対策費が756億円。単純に考えて、もしニートがいないとしたら、7,000億円近い金額を増税しなくてすむ計算になります。これには、学校に籍はあっても実際には学校に行かず不登校、あるいは遊び歩って怠学しているといった若者の数はカウントされていないし、ニートを親が扶養している場合の扶養控除分が含まれていないので、その点も含めて試算すれば、さらに減収分は増えることになります。国家財政の健全化を図っている政府にすれば、ニート対策に本腰を入れるのは当然で、今までいったい何をやっていたのかという感も否めません。

ところがです。さらに問題なのは、その対策費の使い方。政府は、「自立支援塾」なるものを各地に作って、ニートを減らそうと考えているようですが、なんと沖縄に作った二つの自立支援塾の一つは利用者ゼロ。もう一つも利用者3名とか。こんな現状を見ると、まったく打つ手なしといった感じです。民主党の主張も「ニートが集まることができる場所を作り、相談、支援を行う」と言うんだからあきれちゃう。人と人との関わりができないからニートになっているのに、どうしてそんなところに行けると思っているのか、とてもニートを理解しているとは思えない。

どんなことでもそうですけど、一番大切なのは「元を絶つこと」。何かの宣伝にあったけど、なんだって同じですよね。そうなってしまった末端の部分だけを何とかしようとしたってうまくいくはずがない。百歩譲って、今現在ニートの人に現状の支援策が有効だとしても、新たに生まれるニートが防げるわけじゃない。もっと根本を考えないと…。
そこで提案をするのですが…。

提案の内容は、次回。

 

 

※カテゴリー「子育てはお好き? ー専業主夫の子育て談義ー」は、2002年より2012年までの10年間、タウン情報サイト「マイタウンさいたま」(さいたま商工会議所運営)に掲載されたものですが、「もう読めないんですか?」という読者のご要望にお応えして、転載したものです。

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