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2019年11月 7日 (木)

【「子育てはお好き? ー専業主夫の子育て談義ー」第132回】 「秋、まっただ中!」

土曜日の地震は大きかったですね。あんなに大きな揺れが続けてきたのなんて経験がなかったので、ビックリしました。31階建てと7階建ての間にある2F通路にかかっている屋根がそれぞれの建物と擦れたらしくて、揺れが続いている間中すごい音を発していたので、恐怖心が増大されました。被害に遭われた新潟の方々には心よりお見舞い申し上げます。これを打ってるたった今も、地震がありました。新潟の方の揺れがそんなに大きくないといいのですが…。

さて、“秋、まっただ中!” 先々週東北へ紅葉狩りに行ってきました。毎年、高齢の義父(92歳)と義母(88歳)を連れて、八幡平周辺(秋田と岩手の県境周辺)をぐるっと回ってくるのが年中行事の1つになっています。若いころ(20代くらいのころ)は、紅葉の良さなんていうものを感じたことはなかったけれど、10年くらい前に初めて八幡平へ行ってからというもの、すっかり紅葉のすばらしさに魅せられて秋の訪れが楽しみになりました。
赤や黄色に染まる山々は、まさに“燃えるよう”という表現がピッタリ。咲き誇る桜の花もきれいだけれど、紅葉のスケールとその色彩のコントラストはさらに心を揺さぶってくるものがあります。たった1枚の葉の中で緑から黄、黄から赤と3色の鮮やかな色を持ったものがあるかと思えば、まるで火のように真っ赤に染まった葉っぱもある。思わず歓声を上げずにはいられません。
例年になく暑かった夏。そして記録を塗り替えた台風の数。やはり今年の紅葉はどこか変でした。例年だと麓が若干早ければ、中腹が見頃。麓が見頃ならば、中腹はやや遅い。そんな原則があるのですが、今年は麓がちょっと早くて中腹は落葉。麓と山の気候の違いが大きかったのか、例年に比べて見頃を迎えている場所が極端に少なく、ちょっとがっかりでした。
この時期の料理はなんといってもキノコ。山のあちこちでキノコを売っています。キノコ好きの私にとっては、もうたまりません。キノコのおいしさはなんといっても新鮮さにあるので、なかなか旅行の最中に生のキノコを買うわけにはいきません(といいながら、実はけっこう買ってくるのですが)が、ビン詰めをよく買ってきます。みそ汁に入れたり、炒めて食べたり…。
“ああ、秋だなあ!”なんてね。

秋になるとスーパーに並ぶものがあります。栗、イチジク、ザクロ、柿、梨…。
イチジクもザクロも柿も好きなんだけれど、どうしても買う気になれないんだよね。妻が柿を買おうとすると、
「そんなものスーパーでお金出して買うもんじゃないよ」
なあんてなっちゃう。
子どものころ、実家の庭にはいろいろ実のなる木がありました。柿の木は3本あったし、イチジク、ザクロ、ビワ、桃、梅、グミ…。どれもたくさんなって、全部食べるなんてことは全然無理。食べたくなったときに、先を割って小枝を挟んだ竹の棒(これ何のこといってるかわからない人の方が多いんだろうね? どう説明したらいいのかなあ? 見せてあげられればなんのことはないんだけれど)で採って食べるだけ。なるべく採って近所に配ったり、なんか工夫して保存したり、いろいろ無駄にしないようにはするけれど、全部無駄にしなくてすむような、そんなレベルの量じゃない。最後まで木に残っている柿を小鳥が食べたりしてね。もちろん熊はいなかったけれど。
果物を見ていると季節を感じるよね。昔は野菜でも季節を感じたでしょ? でも私くらいの世代までかなあ? 夏にはやたらとナス、キュウリ、トマトなんかが多くてね。冬になると白菜と大根。そんな季節感て、日本での子育てにはとっても重要だと思うんだけれど、最近は一年中ほとんど気候の変わらないハワイがいいなんていう人が増えちゃってね。ずいぶん多くのことを四季の変化から学んできた気がするので、それでいいのかなあ?なんてどうしても疑問に思っちゃう。
そろそろ、別所沼公園と大宮公園の銀杏(ぎんなん)が拾えるころだと思うよ。お子さんと一緒に出かけてみたら。ちょっとくさくて、手に汁が付くと手荒れの原因になるからちょっと注意してね。


**10月25日(月)掲載**

※カテゴリー「子育てはお好き? ー専業主夫の子育て談義ー」は、2002年より2012年までの10年間、タウン情報サイト「マイタウンさいたま」(さいたま商工会議所運営)に掲載されたものですが、「もう読めないんですか?」という読者のご要望にお応えして、転載したものです。

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