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2019年3月 6日 (水)

第89回「いいお産」

ある評判のいい産婦人科の話。
ビックリしちゃうけど、出産して退院の時にはフランス料理のフルコースが出るんだって。こんなことにビックリしてると「そんなの当たり前じゃん」なんて笑われちゃうのかな?そこの病院、産後のエステもあってえらく評判がいいらしい。そんなことって、どう「いいお産」と関係があるのかなあ? ウチの子なんて、上の二人は私の子じゃないけど、妻に話を聞くと、ごくごく普通の産婦人科の病院だった(普通ってなんだかよくわかんないけど、何となくは通じてる? 今から35年も前の話だから普通で当たり前だけどね)らしいけど、3番目は自宅分娩でしょ、4番目と5番目は今や伝説的助産婦(師)の三森孔子(よしこ)先生の助産院。

初めて三森先生のお宅を訪ねたときは、三森先生がそんなに有名な方だなんて、なーにも知らなかった。上の子どもたちが立ち会える病院を探していたところ、たまたま妻の同僚が機関誌のような誌面に三森先生の記事を見つけて、紹介してくれたことがきっかけだった。三森孔子助産婦は、日本でのラマーズ法の普及に努めた方で、助産婦(師)をしている人なら知らない人がいないくらい有名な人物。聞くところによると、お亡くなりになってから16年になるにもかかわらず、未だに看護学校の出産の授業で教材に使われているのは三森さんのビデオだとか…。確かにラマーズ法を取り入れている病院の呼吸法は若干のバリエーションはあるにしても、どこも「ヒッヒッヒッ フー」という三森式をベースにしたもの。まあせいぜい「フー ウン」が「ハー アン」になってたりするレベル。いやこの話は、ラマーズ法での出産を経験してない人は、よくわかんないかな?

ちょっと話を戻すけど、その三森助産院なんてただの普通のお宅だし、料理は三森先生が作ってくれる普通の家庭料理。入院してる部屋だって何用に作ったかわからないような普通の和室。それと比べて考えると、前出の病院はすごい! そこの病院は毎日3~4人の出産があるんだってよ。でもね、妊娠中の管理はあまりやってないらしく、太りすぎの妊婦が多い(実は三森先生のところもそんなの喧しくなかったので、妻はだいぶ太っちゃったんだけどね)から、生まれてくる赤ちゃんも大きくて分娩も大変らしい。その上、ラマーズ法をまったく導入してないから、妊婦が痛がって叫んじゃうんだって。叫んじゃうと力がうまく入らないから分娩にも時間がかかって、なお悲惨なことになっちゃう。

そんな病院だから当然帝王切開も多くて、けっこうすぐに切っちゃうことにするとか…。それがね、切り口の痕があまり残らないように、ほんのちょっとだけ切って、小さい穴から無理やり赤ちゃんを引っ張り出す。でも、こういうのを上手な帝王切開って言うんだよね。もちろん傷口は縦じゃなくて横だから、何年かするとほとんどわからなくなるらしい。これぞ名医! 分娩中に異常があれば、近くの日赤と提携していて、すぐ日赤に運んでくれる。安心だよねえ。だから救急車の出入りが頻繁にある。

次回につづく


**2003年12月1日(月)掲載**
※カテゴリー「子育てはお好き? ー専業主夫の子育て談義ー」は、2002年より2012年までの10年間、タウン情報サイト「マイタウンさいたま」(さいたま商工会議所運営)に掲載されたものですが、「もう読めないんですか?」という読者のご要望にお応えして、転載したものです。

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