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2019年2月 9日 (土)

第57回 「立候補のちところにより時々あみだくじ」

桜も終わって、いよいよ緑も濃くなってきました。今年はやたらと忙しくて、ゆっくりお花見もできなかった(;_;)
花粉症がひどいので、お花見の季節はどうしても気が重いんだけど、「お花見をしなかった」ってなると、これがまたちょっと寂しい…。人間なんて勝手なもんだね。

90歳を過ぎた義父と、間もなく90歳になろうとしている義母が、未だに二人で暮らしています。普通だったら当然のように介護にあたらなくてはならない年齢なのに、元気でいてくれるのは、とてもありがたいことです。
そんな義父と義母のために私が運転をして、年に数回旅行に出かけます。春のお花見、夏の海、そして秋の紅葉。二人が元気で私に時間がある時は、プラスα。二人とも車に乗ることをおっくうがらないので、かなり遠くまで出かけます。去年のお花見は、「弘前」と「角館」、紅葉は鳴子狭(本当は乳頭温泉に泊まって「八幡平」だったんだけど、父が体調を崩してしまい、松島に泊まって「鳴子狭」になっちゃった)。

今年はわが家の近場でのお花見ができなかったから、残るお花見のチャンスはこの両親を連れてのお花見だけ。ただ、年明けにかなりひどい肺炎を患って“危なかった”義父なので、「今年はあまり無理をせず」なんて、私の都合がつく4月末でもお花見のできる所を一生懸命探していました。そうしたらなんと!「オレは遠くに行けないほど年寄りじゃない」って義父が言ってるっていうから、どうやら今年も「角館」になりそう。

お花見は難しくて、一日ずれても「がっかり」ってなっちゃうので、場所が決まると今度は開花予想と天気予報との“にらめっこ”。今は毎日ネットで「角館」の桜情報を見ては、両親に報告しています。去年は2日くらい遅かったので、“今年は”って思うんだけど、今年もかなり微妙な情勢なんだよね、これが。ちょっと寒い日が続いてくれるといいんだけど…。

前置きがなが~~~~~かったけど、さてこの季節、どこの学校でも懇談会でPTA役員を決めていることと思います。たぶん、どこの学校も同じだろうけど、これが毎年悩みの種。役員になるのがイヤだからって、懇談会に出席しない人までいて…。
だいたいクラスで5、6人の役員を選んでいるんじゃないかと思うけど、2、3人は決まっても、最後の1人、2人になると、これがなかなか決まらない。特に“広報部”なんて残った日には大変なことになっちゃっう。出席した人が損をしないようにって、来てない人も含めて『あみだくじ』なーんてね。

こう言うと、「当たり前ジャン! そうしないと不公平だよ」っていう人も多いんだろうけど、どこか変。PTAなんて“国民の義務”じゃないんだから、そんなにみんながやりたくないPTAなら、なにも無理してやらないでぜーんぶやめちゃえばいいんだよね。『任意』だっていう本質から考えれば、本来は“やらない人が損”ってならなきゃおかしい。どこかで論理が逆転しちゃってるわけだよね。「何のためにPTAがあるのか」って考えた時に、「子どものため」って答えが返ってくるとしたら、役員をやろうとしない人って「子どものことを考えてない人」っていうことになっちゃう。相当ひどい親だよね。

そうは言っても、なんでそんなことになっちゃってるかっていうと、PTA活動の中身が「子どものため」になってないからだよね。それは個々の親にも責任があるし、PTAを引っ張っている人たちにも責任があるし、PTA活動に参加しようとしない教師にも責任がある。
当たり前のことだけど、親は誰だって「自分の子の幸せ」を願って行動する。それは全然悪いことじゃない。でもここで重要なのは「自分の子だけ」が幸せになれるなんていうことがあるかっていうこと。“自分の子はいじめられていなくても、いじめられている子がいる”、“自分の子は元気に学校に行けていても、学校に行けない子もいる”。一見、自分の子にとってはそれでもいいような気はするけれど、そんな環境の中にいる自分の子どもが幸せなわけがない。結局、自分一人の幸せなんてあり得ないんじゃないのかな? ちょっと大げさな言い方をすれば、アフガニスタンや今回のイラクを見てみれば誰だってわかることだよね。一人一人がもう一度「子どものため」っていうことの意味を真剣に考えて行動をするべきなんじゃないのかな。

役員をやることが“義務”だって思っている人もいるんだろうけど、“権利”だっていうことをもう一度考えて、PTAを見てみると“目から鱗”っていうこともあるよ。中には役員を引き受けたいって思っていても、いろいろな事情で引き受けられない人もいる。そういう人に、実にくだらない『PTAの作業』を押しつけたりせずに、そういう人のことも考えてあげられる、そんなPTAにならなくちゃ嘘だよね。『他人(ひと)のことを理解して、助け合える』それがまさに教育の原点でしょ。そんな単純で当たり前のことができないPTAなんて、本当にいらなーーーーい!!

週間予報によると、東北地方はここ一週間あまり天気のいい日はないらしい。出かける予定の29日までなんとか花が保つといいんだけど…。
「今年の役員決めは、立候補のちところにより時々あみだくじ」でした。「来年の役員決めは、ところにより時々立候補のち全域で激しいあみだくじに見舞われるでしょう」なんていう『長期予報』が流れないといいけどね…

**2003年4月21日(月)掲載**

※カテゴリー「子育てはお好き? ー専業主夫の子育て談義ー」は、2002年より2012年までの10年間、タウン情報サイト「マイタウンさいたま」(さいたま商工会議所運営)に掲載されたものですが、「もう読めないんですか?」という読者のご要望にお応えして、転載したものです。

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