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2019年2月 7日 (木)

第44回 「『子どものため』という名の危険」

わが家もやっとインフルエンザから立ち直り、やや普通な日々を取り戻しつつあります。22日(これをアップした次の日)に翔(かける)の入試が迫っているので、慌ただしさはありますが、とりあえず”入れていただける”という返事だけは、すでにもらっているので、今まで経験した4人の入学試験と比べると、気の抜けたような気分です。上の4人の時はちょうど今頃が追い込みで、子どもの勉強を見ていた私も徹夜も辞さない覚悟で臨んでいました。
「少子化ってこういうことかあ…」
まさにそんな感じです。

10年前はまだまだ「入れていただく」という感じでしたが、なんだか最近では「入ってやるよ」っていうようなイメージです。この急激な変わり様には、本当に驚かされます。私の周りでも、初めて入試を経験するお宅では、かなり追いつめられた気持ちになっているようですが、それほどはっきりとした上位校を望まなければ、なんとかどこかには入れる状況なので、少し気を楽に持って受験に対応した方がいいのかもしれませんね。

私立の学校では、かなり個性の強い学校も出てきているので、入試が易しくなった分、どこの学校を受験するかという受験生側の選択が難しくなってきているとも言えますけれど…

先週の水曜日、さいたま市民会館うらわで、北足立南部地区公立小・中学校PTA役員等研修会がありました。「学校週五日制の完全実施に伴う子どもたちの過ごし方とPTA」というタイトルで、板橋区からわざわざ講師の方が来てくださり、講演(というより事例発表という内容でしたが)をしてくださいました。

子どもたちの休日の受け皿ということで、行政でもなく、PTAでもなく、自治会でもなく、そういう枠を取り払った組織で、自主的に子どもたちにいろいろな体験(料理、スポーツ、伝承文化、アウトドアなど)をさせてくださっているというお話でしたので、まあある部分感心して聞いていたのですが、聞いているうちにだんだん、「これは子どもたちのためと言ってはいるけれど、大人が自分たちの楽しみのためにやっている大人の休日の受け皿なんじゃないか」そんな気がしてきました。会を進めるための会議を居酒屋で開いているからといって、「コミュニケーションではなく、飲みニケーション」と表現したのには、ちょっとがっかりしました。

子どもの能力を信じて、もう少し謙虚に子どもたちと接するべきです。大人の真摯な態度は必ず子どもたちを成長させます。大人の遊びに子どもを利用して、教える教えられるの関係を作る(それはいやというほど学校で経験しているのだから)のではなく、子どもたちが多くのものを自由に獲得できるような環境を整えてやることこそ、私たち大人に課せられた責任だと思うのですが…

全然話は違うのですが、一昨日もデニーズで携帯しまくりのおじさんがいました。高校生も10人以上いたのですが、そんなことしてる子はもちろん誰もいませんでした。テーブルの上にはちゃんと「携帯電話はご遠慮ください」って書いてあるのにね。大人のマナーの悪さにはあきれるばかりです。

2003年1月21日(火)掲載

※カテゴリー「子育てはお好き? ー専業主夫の子育て談義ー」は、2002年より2012年まで、タウン情報サイト「マイタウンさいたま」(さいたま商工会議所運営)に掲載されたものですが、「もぅ読めないんですか?」という読者のご要望にお応えして、転載したものです。

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