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2019年2月 7日 (木)

第39回 「高校選びと塾選び」

2週間ほど前、翔(かける)の同級生のお母さんから「中学校との三者面談でなんて言えばいいかなあ?」と相談を受けました。上にもお子さんがいるので、お母さんにとって高校入試は初めての体験ではないのだけれど、あまりにも”ころころ変わる”入試制度にちょっと戸惑っているようでした。それについてはわが家も同じで、翔で5人目とはいえ4番目までとはまったく違う入試制度にちょっとだけ戸惑っています。

一番大きく変わったのは、個別相談のシステム。4番目までは私立高校への合否の打診は中学校がやってくれていましたが、今では個々に対応しなければならないこと。ほとんどの親は、学校との「交渉」なんていうものには慣れていないわけで、戸惑いがあるのは当然です。個別相談を初めてやった私としては、「まあ、こんなもんか」っていうのが正直な感想。基本的に少子化で高校の経営環境は厳しく、今までのような「入れてやる」という姿勢ではなくて、「来てください」といったムードがありありなので、「ずいぶん高校入試も楽になったなあ」という印象です。もちろん学校によっては「入れてやる」というような旧態依然とした学校もあるのでしょうが、そんな時代遅れな学校はやめた方がいいんじゃないのかあ???

それでその相談に来たお母さんですけれど、いろいろ話を聞いてあげて、私の個別相談に対する感想とかを話してあげたら、少しは気が楽になったみたいでしたが、三者面談に行ったら担任の先生からいろいろ「アドバイス」をされて、また迷っちゃったみたいです。

迷ったときはどうすればいいかというと、私はいつも「見てくること」と相談に来た人には答えています。学校選びで一番大切なのは、自分に合った学校を選ぶことだと考えているので、他人の話だけ聞いて「どこがいい、ここがいい」というのではなく、自分の目で確かめてくるのが一番だと思います。もちろん時期にもよりますが、偏差値で「入れる」「入れない」の判断をするのもどうかなあ??? 中学校の姿勢は昔も今も基本的にはそういう姿勢なんでしょうけれど、個別相談になったんだからその利点を生かして、「はいれるところを探す」んじゃなくて、「はいりたいところを探す」でいいんじゃないのかな??? もし成績が足りなければ、「そこに向かってとりあえず頑張る」。それでもまだちょっと足りなければ「交渉する」。そんなのも、どうやら「有り」になってるような感じ。それが個別相談のいいところですよね。「個別」なんだから子どものいいところをしっかりアピールなんかして…

そういえば、小学生の塾のことで悩んでるお母さんもいました。
「どこの塾だったら受験に対応できるか…」
誰だって悩みますよね。でもこれも、見てくるのが一番。
「どこの塾が子どもに合っているのか」、発想は同じですよね。塾に行ったから成績が上がるわけじゃない。小学校での成績を見ればわかります。塾は塾のいいところばっかりいいますけれど、ほんとにそうかな? ちゃんと検証してみないと…。

どこの進学塾でも言うように塾に行っていれば簡単に成績が上がるのなら、小学校での子どもたちの席次(もちろん成績のですよ)は、まず塾に行ってる子たちが塾での成績通りの順番で上位を占める。その後に塾に行っていない子たちが順に並ぶ。となるはずでしょ?でも実際にはそんなことないんじゃない? おそらく上位にいる子は、塾に行っている子というのではなくて、幼稚園くらいのころから「あの子は優秀」って言われてた子じゃないですか? ほんとはちっとも塾の力じゃなくて、その子の持ってる能力ですよね。塾選びも「その子に合った塾」を選ぶことが大切なんだと思います。世間の評判とか人の話にあまり惑わされないで、自分で見て、「いいところ、悪いところ」を判断することだと思います。「××塾っていいよ」なんて友達のお母さんに言われて入れてみたら、いつの間にかそのお友達は別な塾に移ってた、なんて経験ありませんか?

そうそう。それとあまり営業トークに乗せられないでね。高校よりさらに生徒の獲得合戦が熾烈なんだから…。「話半分」じゃなくて、「話、10分の1」くらいに聞かないとね。中学受験のために子どもを塾に入れたら、「合格」という勲章を手に入れられることもまれにあるけれど、間違いなく子どもの時間と心は犠牲になっているのだから…。

**12月3日(火)掲載**

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