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2019年2月10日 (日)

第69回「露天風呂」

ギャーア、忙しい、忙しい!!忙し過ぎちゃって寝てる暇がなーい!!
今度、陶芸教室と教育カウンセリング研究所を浦和にできた「エイペックスタワー」に集めることにしちゃった。今は、浦和でしょ、南浦和でしょ、東川口でしょ。私なんか、南浦和から浦和までの定期買っちゃってさあ、南浦和の陶芸教室の駐車場に車停めて、時々浦和までJRで行ってんの。定期買うほど研究所に用があるのかっていうと、そんなにあるわけじゃないけど、お金がないもんだから内装屋さんを頼まないで、一生懸命自分たちでペンキ塗ったり床貼ったりしたんで、愛着があるんだよねえ…。ちょっとかしこまった人と会うときは、浦和で会ったりしてね。食事できるとこもいっぱいあるし…。

でもね、本当の理由は、定期を使ってみたかったの!なんかあの「Suica」の定期ってかっこいいでしょ?! そりゃあもちろん、あのデザインじゃなよ。デザインは“ダッサダサ”。ほらあの、“ピッ”って当てて通るやつ。あれやってみたかったの。定期じゃなくてもいいんだけどさ、定期だったら何回通ってもそれ以上お金かからないでしょ。だから“ピッ”ってやってみたくなったら、何回でも安心して電車乗りに行けばいいわけよ。

こんなこと言ってると、読者のみなさんは「いったい大関っていうやつは何考えてんだ?!」って思うだろうね。でもさあ、誰だって子どものころって、定期にあこがれてたんじゃないの? 昔“サッ”って改札口で見せて通っててさ、切符買わなきゃならない私は、すっごくうらやましくて、やってみたかったよ。その後もサラリーマンやることもなかったから、あんまり定期を使ったことがないんだよね。だから今ごろになってやってみたいんだよね、きっと。

さてそれで、エイペックスタワーなんだけど、中の設計を秋葉原にある会社に頼んでるわけ。それがね、担当の設計士の人と気があっちゃって気があっちゃって…。乗りがいいっていうか、何なんだろうね? 私は仕事柄、スーツを着て仕事をすることがほとんどなかったんだよね。でも、これからは増えそうな気配。スーツを着て動くと汗かくでしょ。だから、どうせ内装を手直しするんだったら、会社の中にシャワーをつけてほしいなって思ったの。ちょうどうまい具合にトイレが2つあって、1つをつぶせば何とかなることになったんだよね。“ヤッター!”って感じ。

でも、シャワーの話してたら、「私、腰の具合もあんまりよくないし、やっぱり湯船がほしいよなあ」ってなってきちゃって、
「花井さん(設計士の人)!やっぱりさあ、湯船も作って!」
「んなことできるわけなーい!」
だって、シャワーにとれるスペースって1坪ないんだもん。そこで私のアイデアがジャンジャーンと登場するわけ。どんなアイデアかっていうと、あのほら、キャンプなんかに持って行くコップ。じゃばらみたいになってて伸びたり縮んだりするやつ。わかる?「あれ、作ってよ」って花井さんに頼んだの。中に入って、シャワーでお湯を貯めてね、だんだんお湯が増えてきたら、上の方に伸ばしていくわけ。そうすると、初めから中に入ってるから身体の分だけお湯の量が少なくすむし、お湯を出すときは、上からだんだん縮めていけばいいでしょ。立って入らなきゃならないのが難点だけどね。

「洗車とか釣りのときに使う布でできたバケツみたいなやつでもいいよ」って言ったら、もう花井さんたら本気になってくれて、陶芸教室の内装と全く同じ次元で手帳にメモしてくれてた。メモし終わると、それまで「社長といると頭を柔らかくしとかなきゃダメですねえ」と言ってた花井さんも、「社長! それいいですよ。特許とったらどうですか?」だって。

それが一週間前。そして昨日また会いました。内装の細かい部分まで詰めたんだけど、「あのー、湯船のことなんですけど、広さの関係でやっぱりシャワーの中につけるのは難しいかもしれないんですよ。それで考えたんですけどぉ、あのベランダがありましたよね。あそこ7階なんで、あんまり外からは見えないので簡単な目隠しをして、ベランダで湯船につかるっていうのはダメですかねえ? まあ、露天風呂っていうことで…。それとぉ、カタログ見てたらいいの見つけたんですけど、壁の中に入っちゃうベッドがあるんですよ。社長、結構忙しそうだし、もし会社で徹夜なんてなったときに、あったら便利ですよねえ?」だって。

もちろん、私の答えは、「それいいねえ! そうして、そうして!」でした。隣で聞いていた妻が、
「ちょっと、あんたたちさあ、何本気で考えてるのよ。全体の内装のことと、シャワーとお風呂のことが同じ次元?」
「そりゃあそうだよ」
妻はあきれていましたが、やっぱり人間て、そういう自由な発想って大事ですよね。みーんな子どものころには持っているのにね。子どものときからぜーんぜん変わらないで大人になっちゃってる私の意見でした!

Hi!原稿終わり!
これで電気を消すと、天井には星が燦々と輝くのでした!(わかる?この部屋の天井は蛍光塗料で星が描いてあるの。だから、電気消すと光るんだよ!ただし、これは妻のアイデア!)


**2003年7月14日(月)掲載**
※カテゴリー「子育てはお好き? ー専業主夫の子育て談義ー」は、2002年より2012年までの10年間、タウン情報サイト「マイタウンさいたま」(さいたま商工会議所運営)に掲載されたものですが、「もう読めないんですか?」という読者のご要望にお応えして、転載したものです。

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