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2019年2月11日 (月)

第73回「たった400人の島  その1」

新潟県に佐渡島があることはみなさんご存じと思いますけれど、粟島があることをご存じの方は少ないと思います。
粟島は佐渡島よりやや北に位置している周囲約20㎞の小さな島で、人口は約400人(2年前くらいには「440人」て出てたんだけどなあ…。今ネットで調べたら「約400人」になってる)、島全体で粟島浦村という一つの村になっています。2001年に行われた村長選挙で、当時の村長が、立候補をしようとした人の住民票を休日であることを理由に交付せず、選挙妨害で訴えられて、いったんは選挙無効で村長を失職しながら、やり直しの村長選挙で失職した村長が17票差で再び村長に当選したことから、昨年大きく報道されたので、覚えている人もいるんじゃないかな?どうも村長選挙のゴタゴタは対岸の村上市との合併問題が理由で、再び当選した現村長は推進派らしいので、ひょっとするとそう遠くない将来に「粟島浦村」は消滅してしまうかもね。3市合併で「浦和」っていう市がなくなってしまったのとちょっと違った意味で、こういう小さな村が消えていっちゃうのは寂しい気がする。

4年前「ズームイン朝」で島の名物の「わっぱ煮」の紹介をしていたのを見て、私はこの島を初めて知りました。ちょうど夏に義理の両親を連れて行く「海」を探しているところだったので、さらに「粟島」についての情報を収集してその夏は「粟島」に行くことに。義父はちょっと難しい人なんだけどえらく粟島が気に入って、それから毎年「粟島」に出かけています。

そんな小さな島だから、本土からの車の乗り入れはできなくて、対岸の岩船港に車をおいて、フェリー(一般の車両は乗れないんだけど、フェリーなんだよね???地元の人の車は乗れるらしい)で渡ります。55分で渡れる高速船もあるけど、やっぱり船はゆったり行くのが一番。とはいえ、フェリーでもたった1時間半だけど。

汽笛とともに船が出航したときの気分といったら、なんとも言い表しようがない。なっ、なんと去年からハーモニカ持参(これがまた出かける前日の夜に「やっぱり船にはハーモニカが似合う」なーんて言っちゃって、出かけるまでに何時間かしかないのに、夜中にわざわざドンキホーテまで行って買ってきたハーモニカだからね)して、船の上でハーモニカ吹いてるの。もちろん、なるべく他の人の迷惑にならないようにデッキの上の、人のいないところでだよ。
♪はーれた空~ そーぐ風~(もちろんハーモニカだから歌詞はないよ)
とか
♪カモメ飛ぶ あーおい空~ ひかりかがやく 海ばーら 
とかね。
知ってる?
やっぱり船にはハーモニカだね。

そのうち子どもが集まって来ちゃったりして、
そしたら、
♪南の島の大王は その名も偉大なハメハメハ とか♪アーイアイ アーイアイ おさーるさーんだよ~ とかやってるわけ。
北へ行ってるのになんで南の方の曲ばっかりなんだかわかんないけど、そういえば明るい曲って南の方ばっかりだね。北の方へ渡る船って、なんか暗いねえ…。
♪上野発の夜行列車降りたときから -中略- 連絡船に乗り~ とかなっちゃう…

ちょっと話がずれた…。
それでその「粟島」観光のキャッチなんてね、「何にもないを楽しもう!」みたいなやつ。それでほんとに「何にもない」の。それがまた何とも言えないんだよね。船は島の東側に着くんだけど、真ん中の山を越えて西側に行くと携帯電話も全然通じないし…。一昨年まであった公衆電話(島の西側にはそれ一台だけだったんだよ)も去年から撤去されちゃってるし…。
(携帯電話通じないんだから撤去するなっちゅーの!)

海に沈む夕日はとっても美しいけど、やっぱりセンチメンタルになるね。真っ暗になった空を眺めると天の川がくっきり見えるよ。

次回につづく

**2003年8月19日(火)掲載**

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