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2016年1月13日 (水)

第5回「大人の都合と子どもの都合 第二弾!!」

 今日は車で走っていたら、新入生らしい親子にたくさん出会いました。数時間止めた駅前の100円パーキングでも、私立中学の入学式を終えたらしい親子連れが、私のあとに駐車料金を精算していました。

 我が家のそばに戻ってみると、どうやら近くの幼稚園が入園式だったよう。正装をした親子連れが幼稚園の前に大勢います。 
「そういえば、こんな時代もあったなあ・・・」
なあんて、ちょっと感慨にふけっちゃたりなんかして・・・。

 現在22歳の麻耶(まや)は、年少組から3年間幼稚園に通いました。もう19年も前のことです。このころの年少組は人数が集まらなくて、20名の定員に対して11名しかいませんでした。入学式のあと、クラスでの自己紹介では、みんな同じように「近所に同年齢の友達がいないものですから・・・」幼稚園に入れることにしたって言っていました。我が家は引っ越してきたばかりで、そこに集まった人たちとは若干違ったニュアンスもありましたが、「近所に友達がいないから」という状況はほぼ同じでした。

 子どもたちはもちろんのこと、このときの11名は親同士もとても仲がよくて、幼稚園の行事の時に顔を合わせるだけでなく、お遊戯会(こんな言い方古すぎるかなあ? 確か幼稚園では『生活発表会』とか言っていたような気がする)の衣装を誰かの家に集まって縫ったり、昼食会をしたり、しょっちゅうみんなで集まっていました。子どもの友達を作ることが目的ですから、ある意味で親もそこに集まったお母さんたち(私だけはお父さんだけど)と夢中でコミュニケーションを取っていました。

 それから、8年後。翔(かける)も年少組から幼稚園に入園しました。このころになると年少組の状況は一変していました。入園受付が開始されるとまもなく定員は埋まり、キャンセル待ちまで出る始末。入園式後の自己紹介では、「友達がいないから」などという人は皆無。みんな口を揃えて「子どもを幼稚園に入れて、少し自由な時間を持ちたいと思いました」と。

「ありゃ???」
私は相当なカルチャーショック! なんか急に歳をとったような・・・。

 ちょうどこの年から、翔の通う幼稚園では、通常の幼稚園終了後、5時までの「延長保育」が始まりました。もちろん我が家の翔君も何度かこの延長保育のお世話に。でも、子どもはそんなに長い間幼稚園に預けられていたかったのかなあ??? 「まあ、翔も友達と遊べて喜んでるから」なあんちゃって、勝手にいいように解釈してたけど、’なわけないよねえ???

 これはまさに大人の都合かな?

 例の事件(第3回参照)のあと転園した幼稚園は、バス無し、給食無し、もちろん延長保育などとんでも無~しの幼稚園だったけど、それなりに何とかこなしていたので、やっぱり、延長保育なんて大人の都合だったんだね、きっと。

 何歳から幼稚園にあげればいいかっていうのも難しい問題で、年少組に入園した途端に登園拒否で、結局ほとんどこられないままやめちゃった子もいたから、やっぱり子どもの都合も考えてあげた方がいいんじゃないのかなあ・・・。

子どもにとって「何がよくて、何が悪いか」は、そう簡単に結論の出るもんじゃないけれど、基本的には「大人の都合」はよくないよね。「しつけ」と称して子どもを怒る場合だって、正直に自分の胸に手を当てて考えれば、自分が遊びたかったり、楽をしたかったりする場合がほとんどでしょ? 私もしょっちゅうだけど、あとでいや~な気分になるんだよね。「子どもにとって何が最善か」いつもそのことを頭に入れて、子育てをしたいものですね。

**2002年4月9日(火)掲載**

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