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2016年1月12日 (火)

第4回「男の子は青の座布団?」

 夕べは鬼怒川のホテルに1泊しました。

急いで仕事を切り上げて、出かけたのが午後4時過ぎ。ホテルに着いたときは6時をとっくに回っていて、あわてて温泉につかって食事をして、あとは寝るだけ。今日は午後から仕事なので、チェックアウトしてすぐ帰路に。いやあ、なんとまあ慌ただしい温泉行きだったことか・・・。

 ここのホテルは公立学校共済組合(公立学校の教員が加入する共済組合)の保養所で、泊まっているのは公立学校の先生とその家族だけ。ウチもその仲間だけど、そういう所ってちょっと普通のホテルとは違って一種独特の雰囲気があるわけ。

 まず気がついたのは、普通のホテルに比べて、セルフが多いっていうこと。これはサービスが悪いっていう意味で言ってるんじゃなくて、「信用されてるな」っていう感じ。「コーヒー1杯 200円。代金は箱に入れてください」みたいなやつ。これって「やっぱり先生には悪い人いないから、こういうことができるんだよな」って、変に社会的優越感を感じたりするわけね。「悪い人いない」なんて嘘ばっかりだけどね。

 それともう一つは食事の時が妙に静かだっていうこと。普通のホテルだとあちこちからいろんな話し声が聞こえてきてけっこうにぎやかなもんだけど、ここはどういうわけか話をしている人が少ないんだよね。夫婦で来てるか、家族で来てるかだと思うんだけど、ほとんど会話をしてる人がいない。「あれ」って気がつくと食堂の中で私だけがしゃべってたりしててね。なんでなんだろう???

 ある夫婦なんて、夫さんの方が先に食べ終わっちゃって、奥さん(教員やってると奥さんじゃないかな? ウチなんて妻の方が表さんだからね)がまだ食べ終らないのに立ち上がってそわそわしてるの。

「ありゃりゃ、奥さんかわいそう。あれじゃあ、落ち着いて食べられないじゃん」
と思いきや奥さんはそんなことは物ともせず、あわてることもなく淡々と食べてる。いやあ、これは皆さんに見せてあげたかった。

 そして、もう一つ。大浴場に行ったら、洗い場の桶と椅子がやたら散乱してた。もちろん私が入ったのは男湯の方。10だか12だかあった蛇口の前の桶と椅子のうち、整然と置かれてていたのはゼロ。そのうちの2つの桶は石鹸で汚れた水が入っていました。ここまでだらしなく散乱してるのは珍しいなって思った。それで妻に聞いてみたら、これがまたおもしろいんだよね。女湯の方は、まるで誰も使ってないようにきちんと置いてあるんだって! なんかそんな感じはしたんだけど、これって教員の家族ばっかりのせい??? もちろん普通のホテルに泊まったこともあるけど、こういうのってあんまり覚えがないなあ・・・。教員って男女の役割がはっきり分かれてるのかな???

 そこで結論!
 教育の現場は家庭科の男女共修、男女混合名簿等、制度的にはどんどん男女差別がなくなりつつあるけれど、そこで教えている先生方の意識にはまだまだ男女の役割意識が強く残っていて、本当はいっこうに男女差別がなくなっていない!

 翔(かける)が幼稚園の時、ゴム紐のついた椅子用の座布団を買いました。幼稚園からきた手紙は、希望の色(赤or青)に丸をつけて申し込むようになっていたんだけれど、翔は迷わず赤を選びました。それを幼稚園に持たせると、夕方になって担任の先生から、

「おとうさん、座布団の希望が赤になっていたんですけど、青の間違いですよね?」
と確認の電話が。
「はあ?」
「男の子だから青でいいんですよね?」
「いいえ。翔は赤が希望なんですけど・・・」
今度は向こうが、
「はあ? 赤でいいんですか?」
「はい。翔がそういってますから」
というわけで、翔の座布団は赤になりました。ちょうど一昨日片づけをしていたら、その座布団が出てきたところだったんですよ。色の好みなんて性別じゃなくて、個性の問題ですよね。おそらく現代社会における男女の区別も、本来は性による違いじゃなくて個性による違いによるべきなんじゃないのかな??? 
 私なんか涙もろいから、
「男でしょ、泣くんじゃないの!」なんて言われたら、困って泣き出しそうだよ!

**2002年4月3日(水)掲載**

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