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2011年9月 3日 (土)

我が家の大騒動 その5

さいたま商工会議所 地域情報サイト

「マイタウンさいたま」エッセイコーナー 

「子育てはお好き? -専業主夫の子育て談義-」より転載

第350回「蓮くん島へ行く その3」

3月29日、羽田空港まで3人を送っていくと、

同じ時間の同じ便なのに、前回送ったときとはちょっと様子が違います。

鹿児島行きの飛行機は満席。

子ども連れも多く、明らかに東京脱出組。

春休みということもあるのでしょうが、やはり放射能のことが気になっているのでしょう。

もしかすると被災地近くの人たちなのかもしれません。

とっても残念な事態になってしまったんだなあとちょっと悲しい気持ちになりました。

そんな私の気持ちとは裏腹に、蓮と沙羅は大はしゃぎ。

これから始まる1年間の生活を蓮はどう考えているのか…。

前日には蓮と私と2人で買い物に行き釣り竿とリールを買ってきました。

竿とリールは他の荷物と一緒に宅配便で送りました。

蓮たちが島に着くのと一緒に着く予定です。

期日指定で出したので、宅配便で送ったのにまったく同じ船で運ばれていくんですからおもしろいですよね。

「島の中は誰が運ぶんだよ?」

「みんな、船が着くのを待ってて、自分たちで運ぶみたいよ。だから、同じ船で着くようにしないと里親さんに迷惑かけちゃいそうなんだ」

麻耶が言うには、宅配と言ってもお宅までということではなく、港までということらしいので、

同じ船の方が都合がいいとのこと。

全然、こっちの感覚と違うんですよね。

空港で荷物のチェックを受けている蓮の顔は満面の笑みでした。

沙羅のリュックの中にハサミが2本入っていて、

係のお兄さんが外にいた私のところまでハサミを持ってきて「持ち込めないので…」と。

工作好きの沙羅は、飛行機の中で折り紙を切って遊ぼうとしたようです。

まさか背中のリュックにハサミとは…。

毎日、数回蓮からメールが来ます。

電話がかかってくることもありますが、声が弾んでいて、

昨日妻にかかって来た電話は、7~8mも離れている私にも聞こえてきました。

まるでスピーカーから音を出しているように。

いよいよ今日(4月4日)船で平島に渡ります。

霧島にいると思うとそれほど寂しさを感じないのに、

平島に行ってしまうんだなあと思うと寂しさが胸に込み上げてきます。

「1ヶ月くらいしたころにホームシックにかかるんじゃないの?」

と私も妻も心配しているのですが、

羽田で蓮が飛行機に乗った瞬間から私も妻も「蓮くんシック」にかかっているのかもしれません。

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