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2011年8月23日 (火)

我が家の大騒動 その2

さいたま商工会議所 地域情報サイト

「マイタウンさいたま」エッセイコーナー 

「子育てはお好き? -専業主夫の子育て談義-」より転載

2011/02/07(月)
第442回「蓮くんにオファーが殺到? - 山海留学続報 -」  

孫の蓮からメールが来ました。

「里親さん見つかったよ。くちのしまで里親さん見つかったよ!」

絵文字まで使ってはしゃいでいる様子。

もちろん絵文字の入力の仕方を教えたのは母親の麻耶でしょうから、

山海留学自体をあまり歓迎していなかった麻耶の気持ちが少し変わったことがわかります。

「小学校4年生ではまだ小さいので、里親が見つからないかもしれない」と十島村の教育委員会のKさんに言われてから約3週間。

「2週間ほど待ってください」とのことだったので、我が家にとっては待ちに待った返事でした。

家に帰って、

「蓮よかったなあ! なんて電話が来たの?」

と聞くと、ニコニコはしているけれど、

「うん」

と言っただけで、何となく煮え切らない。

もちろん電話を受けたのは、蓮ではなく麻耶でしょうから、麻耶に改めて聞くと、

「留守電なんだよ。直接話してないの。“口之島で里親になってもいいという人がいるようです”って」

「何、それ?」

「よくわかんないけど、見つかったのは見つかったんだよ、たぶん。電話して直接話してみないと詳しいことはわからないけど…」

「なんだ、留守電かあ。“いるようです”っていうのは何だろっ? 直接、Kさんも詳しいことはわからないってこと?」

「多分そうだと思うよ。でも見つかったことは見つかったんだよ、きっと」

なんとなく心許ない。

「明日ね、乳児園の実習で、たぶん電話かける暇がないと思うんだ。昼休みにかけられるかもしれないんだけど、あんまり長電話できないし。じいちゃん、かけられないかなあ?」

大学で幼児教育を学んでいる麻耶は現在、実習期間。

たまたまその実習先が乳児園で、ゆっくり休憩を取れるような状況にないらしく、

私が翌日十島村教育委員会に電話をすることになりました。

何となく疑心暗鬼だったらしい蓮も、私たちの会話を聞いて、

里親が見つかったということは間違いないらしいと思ったのか、

だんだんテンションが高くなり、普段よりは饒舌になっていきました。

「オーちゃんとまこちゃんとかっくんにもメール打っていい?」

「オーちゃん」というのは長男の努(蓮にとっては伯父)、

「まこちゃん」は次男の真(同じく伯父)、

「かっくん」は翔(同じく叔父)。

翔は一緒に住んでいるで、これまでのいきさつをよくわかっています。

「オーちゃんは、夏休みにお前が留学したいって言ってたを知ってるから、きっと喜んでくれるよ。まこちゃんは何にも知らないから“何それ?”ってビックリするんじゃない?」

「そうだね」

と言いながら、蓮は一生懸命メールを打っていました。

もちろんそれほど長い時間が経たないうちに思った通りの返信があったんです。

翌日、私が十島村教育委員会に電話をしてKさんと話をすると、

口之島(トカラ列島で最も鹿児島に近い島で人口およそ120人)で里親になってくれるというお宅があるそうなので、

口之島小中学校(小学校と中学校が一緒になっている)の校長先生から詳しい話を聞いてほしいとのことでした。

なるほど、教育委員会は口之島にあるわけではないので、

島の状況がきっちり把握できていなかったんです。

それで「いるようです」って言ったんですね。

なんと十島村は、村役場が行政区域内にないんです。

意味わかる?

普通、役場(役所)はその村なり町なり市なりの中にあるもんですが、

十島村役場は村の中にあるんじゃなくて、鹿児島市内にあるんです。

行政区域内に役場がない村が日本には3つあるそうです。

あとはどこだろっ? ほぉう、勉強になりました。

そしてもう1つ。

何となくKさんが言いづらかったのは、学校の状況です。

口之島小中学校は、現在小学6年生が1人、5年生が1人と中学生が5人しかいないんです。

3月で小学校を1人卒業してしまうと新年度からは6年生が1人と4年生の蓮の2人だけになってしまうとのこと。

こちらが不安になるだろうと心配してくださっていたんですね。

我が家としては、インターネットである程度の情報は持っていたので、

想定内だったんですが…。

「その辺のことはわかっていますので、明日校長先生とお話ししてみます」

と言って電話を切りました。

翌日、十島村小中学校に電話してみると、校長先生は出張で留守とのこと。

「今日はお戻りになりますか?」

「今日は戻りませんが…」

「明日はいらっしゃいますか?」

「いえ、明日もいません。来週でしたらおりますが。土曜日の朝に島に戻ります」

ドヒャー! 

バカだねえ、私も。

120人しかいない島の中に出張のわけがないじゃないねえ。

船は毎日出ているわけじゃないんだから、今日は戻るわけがない。

つまらないことを聞いちゃいました。

一応、その報告を教育委員会のKさんにしたところ、

「出張だったことをうっかりしていて…」としきりに謝っていました。

そして、その報告の電話を切ってしばらくすると、

今度はKさんの方から電話がかかってきました。

「あのう、口之島の件はちょっと待ってもらえますか。他の島からも来てほしいっていう話がありまして…。同じような条件のところなんですけど、小学生が少ないもんだから、ぜひって言うんです。もしかすると他にも…。と言うことなので、どこの小学校をご紹介するか、ちょっとこちらで検討させてもらって…」

おっおー!

里親が見つかるかどうか心配していたと思ったら、今度は蓮くんにオファーが殺到?!

思いも寄らぬ展開に、蓮はどこか興奮ぎみ。果たして今後の展開は???

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