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2005年11月 6日 (日)

学力向上七つのカギ

今朝の朝日新聞に「学力向上七つのカギ」という見出しの記事が掲載されていました。公立学校が抱える根本的な課題に取り組むため、8人の研究者が11の公立小中学校に1年近く通って分析したものだそうですが、学力向上策のカギは七つ。①子どもを荒れさせない②子どもを力づける集団づくり③チーム力を大切にする学校運営④実践志向の積極的な学校文化⑤外部と連携する学校づくり⑥基礎学力定着のためのシステム⑦リーダーとリーダーシップの存在の七つだそうです。

”う~ん、なるほど、なるほど”という内容でした。内容一つ一つを精査するのは別として、やっと、”学校はどうあるべきか”の話が出てきたという感じです。どうもこれまでの学校を対象とした議論は、「若い親の子どもに対するしつけがなってない」「最近の子どもは情緒が不安定」「関わり方を知らない子どもが増えている」「教師に対する暴力が絶えない」…。あげればきりがないけれど、とにかくすべてそういった子どもと親のひどい状況をあげつらって、「学校では対処できないから、家庭の責任で子どもを指導しろ」というものばかり。学校はどうすべきがまったくない。家庭の問題がないとは言わないけれど、学校としてやらなければならないのは、教師が子どもたちとの関わりをどうするか、ということ。責任を親や社会になすりつけることじゃない。

今回の記事はそこの部分の姿勢がこれまでと違っているという感じを受けました。「子どもを荒れさせない」には、「問題のある子に家庭訪問を重ねたり、休憩時間に子どもと過ごした」、「子どもを力づける集団づくり」は「『一人ひとりをないがしろにしない』態度を教職員が共有する。「実践志向の積極的な学校文化」は、「教職員の『まずやってみよう』という雰囲気を意味している。それができていない学校ではアイデアが出ても『やってもむだ』「負担が増えるだけ』となりがち。リーダーとリーダーシップの存在も指摘しています。子どもの中のリーダーの話かと思ったら、うまくいっている学校は「管理職の方針を徹底するというより教務、生徒指導、学年主任が中堅として動き、責任の所在をはっきりさせながら同じ方向に進む”教師集団づくり”を目指していた」と学校の姿勢を指摘したものでした。

まさにその通りで、何様を気取ってか「ダメな子どもを指導する」なんてバカなことを言ってばかりいないで、教師は自分たちがどう子どもと向き合うのか、しっかり考えた方がいいと思います。そういう路線で学校や教育行政が進んでくれたら、今の学校のほとんどの問題は解決できると確信します。

教師と教育行政に携わっている連中は、教師の立場を代弁するような施策ばかりを次から次と考えるのではなく、自分たちの責任を明確にして、もっと自分たちの襟を正せ!!

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