« ”世の中は持ちつ持たれつ” | トップページ | なぜ"持ちつ持たれつ”なのか »

2005年10月15日 (土)

「主夫」っていう言葉

どうも最近「主夫」っていう言葉が簡単に使われすぎている気がする!私が主夫を始めた27、8年前は、スーパーに買い物に行っても、男なんて私一人だったし、保育園に送り迎えをしているお父さんはいても、幼稚園に送り迎えしているお父さんなんて皆無。1990年ごろから、わが家のことがTVで紹介されるようになって、そういう状態も徐々に変わってきました。

言葉っていうのは一般化してくれば一般化してくるほど、その意味の幅がどんどん広がっていってしまって、本来持っている中身が形骸化してきてしまう。そういう意味では「主夫」っていう言葉もずいぶん薄まっちゃたなあって感じます。あちこちでいろいろな物を読んでると、「料理をするから主夫」、「掃除・洗濯をするから主夫」なんていう記述がどんどん多くなってる。でも考えてみると、かなり昔から「共働き」って言われてた人たちなんかは、男の人も家事の一端を担ってたわけで、そういう人たちは「家事をやってる」とは言ってたけれど、「主夫してる」とか「主夫の仕事をしてる」なんていう言い方はしてこなかった。私が考えるに、「主夫」っていう意味に少し違いがあるんじゃないかと思う。最近の傾向として「主夫」=「炊事・洗濯・子育てをする男」もっと極端に言うと「炊事・洗濯・子育ての一部をする男」っていうイメージが広がってきちゃってるらしい。「主夫」=「主婦の男版」ってイメージはどこに行っちゃったんだろう?

私が主夫をしてきて最も重要だと感じたことは、「地域との関わり」。これがうまくいかなくて「主婦」(主夫)はあり得ない。「××のスーパーで××が安かったよ」「××さんのおじいちゃん、亡くなったらしいよ」「××さん、旦那さんと別居したんだって」。ちょっと聞くと”男”が嫌う、くだらない噂話に聞こえるかもしれないけれど、そういう中に地域との関わりがある。もちろん、くだらない噂話でしかないこともたくさんあるけれど、そういう情報の中から、地域で助け合ったり、助けられたりっていうことが出てくる。それが、主夫(主婦)の仕事としては大きいんだなって思います。特に子育てをするうえではね。地域との関わり無くして、子どもや家庭は守れない。そうやって女性たちは、子どもや家庭を守ってきたんだなあってつくづく感じる。まあ、最近ではそういう「主婦」も少なくなってきているから、子どもたちの心も荒れてきているんだろうと思います。

やっぱり「主夫」も「主婦」としての機能をしっかり果たさないとね。

|

« ”世の中は持ちつ持たれつ” | トップページ | なぜ"持ちつ持たれつ”なのか »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「主夫」っていう言葉:

« ”世の中は持ちつ持たれつ” | トップページ | なぜ"持ちつ持たれつ”なのか »